2015年
8月
29日
土
毎年、夏はフランソワ先生がフランスに帰られるので、レッスンはお休みになります。
なので、きょうは1カ月ぶりのレッスンでした。
先生のご実家は北フランスなのですが、ブルターニュのキブロン(Quiberon)に別荘があって、毎年家族で海辺に滞在するそうです。
バカンスを別荘でゆったり過ごすのは、フランスでは普通のことのようで、羨ましいですね。
きょうは先生やお子さんが撮ってきた写真をたくさん見せていただきました。
お子さんや甥っ子さん、姪っ子さんも可愛くて、海の風景も美しく、素敵な写真ばかりでした。
上の写真は近くにあるお城のようで、最近、パリの弁護士さんが買ったらしいというお話でした。セレブですねえ。
庶民は、税金が大変そうとか、管理にお金がかかりそうとか、下世話な心配ばかりしてしまいますけど(笑)
毎年、この時期に先生の土産話を伺うのも楽しみになっています。
2015年
8月
22日
土
無事にと言っていいかどうかわからないけれど、大成功と言っていいかどうかもわからないけれど、発表会が楽しく終了しました。
大事ですよね。「楽しく」って。
J'a donné un concert avec mes élèves.
予想以上に大勢のお客様が来てくださいました。
お子さんたちの演奏を見守るお父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃんの眼差しの温かいこと。
客席は笑顔に溢れていて、子供たちもけなげに頑張ったなという印象です。
これは本番前の風景。
みんなお洒落して、ご両親の愛情も伝わってきますね。
4月に始めたばかりの年中さんの2人も、立派に2曲ずつ弾けました。
これまでちょっと頼りなかったお嬢さんも、今年はしっかりしていました。
「エリーゼのために」と連弾2曲のプレッシャーで一度は「やめる」と言い出したお嬢さんも、やってみればできたじゃないですか。ほめてあげなきゃ。
先月入会して、ショパンのファンタジー・アムプロムプチュを弾いた小6のお嬢さん。
まだまだ粗いですが、このままピアノを続けて、何年かしてもう一度同じ曲を弾いてみたら、きっと違う風景が見えると思います。
そのほかの生徒さんも、みんなそれぞれ頑張って、自分自身の持ち味を出していたと思います。
Mes élèves ont fait des efforts.
J'a fait des efforts aussi.
最後にみんなで「夏の思い出」と「アンパンマンのマーチ」を元気よく歌って、楽しく終了することができました。
La fin du concert,nous avons chanté "Le souvenir d'été”et"La marche de Anpan-man".
みんなあしたから夏休みの宿題の追い込みかな(笑)
また来年の発表会でどんな成長を見せてくれるか楽しみにしたいと思います。
2015年
8月
17日
月
発表会の最後に、みんなで歌を歌おうと思って、選曲に迷いましたが、「夏の思い出」と「アンパンマンマーチ」に決めました。
夏がくれば思い出す
はるかな尾瀬 遠い空
「夏の思い出」の作曲者は、中田喜直さんですね。
ここにも書いことがありますけど、私はある声楽家の方がコンサートで中田喜直さんの曲を歌うときに、伴奏者として先生のお宅に伺ってレッスンを受けたことがあります。
なので、中田さんというよりは「中田先生」とお呼びしたいんですけど。
そのとき以外にも何回かお目にかかったことがあって、とても優しい方というイメージを持ったのですが、先生の笑ったお顔を見たことがないという印象も残っています。
目の奥が笑っていないというか。
もともとそういう方だったのかもしれませんが、後に先生が終戦を特攻隊要員として迎えたと聞きました。
音楽学校(現東京芸大)を戦争のために繰り上げ卒業して入隊したのだそうです。
平和な時代に生まれた者には想像できないような、苛酷な状況を生き抜いてこられたのでしょうね。
私は戦争を知らない世代ですが、私の父は戦争から帰ってきて母と家庭を持つことができました。母の兄2人は南方に出征して、1人は戦死、もう1人は行方不明のままと聞いています。
母や親戚から静岡空襲の話なども伝え聞いています。
私も毎年この時期になると、会ったことのない2人の伯父に思いを至します。
もし中田喜直さんが特攻隊として出撃していたら、この美しい「夏の思い出」という曲は生まれなかったんですね。
中田先生にとっての夏の思い出は、きっとこの歌に歌われているような美しい自然の中の思い出だけではなかったのでしょうけど。
今年は戦後70年ということで、テレビでもたくさん特集が組まれていました。
あの戦争を検証して、今の平和の大切さを繰り返し強く思うことが、とてもとても大事なことだと感じています。
2015年
8月
09日
日
発表会には私も弾くので、7日に久し振りに東京の先生のレッスンを受けてきました。
皆さんが喜んでくれそうな曲をということで、ショパンのファンタジー・アムプロムプチュを弾くつもりだったのですが、先月入会した生徒さんがそれを弾いていて、発表会も参加希望ということなので、私は急遽別の曲に変更。
その時点であと1カ月しかないので、無理せずに以前にも弾いたことのある遺作のノクターンにしました。
3ページだけの曲だし、レッスンも受けたことがあるので、自分で勉強しようかとも思いましたが、やはり感覚的なことは忘れていることもあるので、レッスンをお願いすることに。
受けてよかったです。
忘れていた感覚もあったし、先生ご自身の音楽もさらに深化しているというか、より遠くまで連れていっていただいた気がします。
曲の大きさとかいわゆる難易度ではなく、とにかく全身全霊で弾くということを、改めて認識した時間でした。
一通りレッスンしていただいて、最後に「もう1回最初から弾いてごらんなさい」と言われて弾いたときに、音と音の間がより濃密になった感覚を味わうことができました。
その後は…
先生と一緒にお素麺を茹でてご馳走になりました。
私は薬味を刻む係(笑)
先生と一緒にお料理をしたのは、長い長いおつき合いの中で初めてです。
いろいろと積もるお話もあって、3時からのレッスンでしたが、おいとましたのは8時を回っていました。
以前にNHKで放映されたベルリンでのアルゲリッヒとバレンボイムのコンサート、先生はベルリンまで聴きに行ってきたそうで、そんなお話も伺えました。
その日は長男の家に1泊。
mon petit-fils
2歳7か月になりました。
以前に私が「きんぎょがにげた」という絵本を買ってあげてからお魚が大好きで、サンマを見てもアジを見ても「きんご、きんご」と言っています。
なので、お土産はこれにしました。
源吉兆庵さんの金魚のゼリー。
「きんご! きれいねー」と大喜び。
ふるふる揺れるゼリーをお匙と手も使って口に入れると「んー、おいしいー」と言ってくれましたが、赤い金魚の部分だけ、きれいに残して食べようとしません。
お匙に載せて口まで持っていってあげても、横を向いて拒否。
金魚がかわいそうだと思うのかしら、優しいのねと思ったのですが、ママさんが「ママが食べていい?」と聞いたら、「いいよー」とあっさり快諾。
小さい子の頭の中はどうなっているんでしょう。
2匹の赤い金魚は、ママの胃袋の中におさまったのでした。
2015年
8月
07日
金
言うまいと思えどきょうの暑さかな
異常ですよね。この暑さ。
何でも日本だけじゃなく、世界的に猛暑のようですね。
昨日は、レッスンに来た小学生の生徒さんが、ぼーっとして、なかなかレッスンにならず。
学童クラブで、この暑さの中、アスレチックに行ってきたのだそうで、この前のリハーサルのときはそこそこ弾けていたのに、きのうは魂が抜けちゃったようで絶不調でした。
こう暑いと、大人でも集中力を保つのは大変ですよね。
子供たちも体調に気をつけて、発表会に向けて準備してほしいと思っています。
天気予報では昨日が猛暑のピークと言っていましたから、きょうから少しは涼しくなるといいですね。