2017年

3月

30日

送別会

昨夜は、フランス語のレッスンで同じクラスの方が、結婚して静岡を離れることになり、今月でお別れになるので、皆さんでディナーをご一緒しました。

皆さん忙しいので、なかなかスケジュールが合わず、奇跡的に昨日だけ集まれました。

私も年度末で、水曜は「1年45回」というレッスン回数をクリアしていたので、お休みをいただきました。

昨年も皆さんで行った呉服町のビストロ・フェルム。

今回は、飲み放題つきのシェフのお任せコース。

これは最初に出てきたオードブルです。

 

この後、サラダ、ピザ、牡蠣のアヒージョ、ムール貝のワイン蒸し、ポークソテー、リゾットなど、次々出てきて、どれもおいしかったんですが、おしゃべりも忙しく、写真撮影がすっかり意識から飛びました。

シェフの心遣いで、結婚する彼女のデザート皿に、フランス語で「結婚おめでとう」の文字が。

ここで撮影を思い出したんですね(^^ゞ

 

これから人生の新しいページをめくることになりますね。

「彼はどんな人?」って聞いたら、「恐ろしいほど優しい人」だそうで…(^_^;)

私たちのクラスは、彼女だけが若くて残りのメンバーは私と同世代。

すっかりみんなで娘を嫁にやるような気分でした。

 

どうぞお幸せに❤❤❤

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2017年

3月

28日

ルピナス(Lupinus)

もう3月も末だというのに、冬のように寒い日が続きます。

お天気も不安定で、せっかく春休みなのに、お出掛け日和とはいきませんね。

 

ニュースを見ていても、悲しい事件や事故、旅行会社の破綻、国会の証人喚問の紛糾。

明るいニュースは、大相撲やサッカーなど、スポーツの世界だけですね。

スポーツの世界は結果がはっきり見えて、そこには忖度なんてないですもんね。

 

昨日は所用があって出掛けたのですが、冷たい雨の中でも健気に咲いているお花を見ることができました。

ルピナスって、マメ科の植物なんですね。

そう言えば、確かに豆の花に似ています。

 

いろんな色のがあって、群生していると見事ですよね。

育てるのが難しくて、知人が庭じゅうルピナスの種をまいたけど、失敗したと聞いたことがありました。

夏の暑さに弱いので、単年草と考えればよいのだそうです。

 

和名は昇藤(のぼりふじ)。

藤の花を逆さまにしたようですもんね。

 

花言葉は、想像力、いつも幸せ、貪欲など。

何だかばらばらみたいだけど、天に向かって真っすぐ咲いている様子から連想されたと思えば、どれも合っているような気がします。

 

雨の中のお出掛けも、こんなお花に楽しませてもらっています。

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2017年

3月

21日

絶対音感

13日付のブログ記事で、子供にレッスンを始める以前に環境が大事という内容のことを書きました。

 

よく「絶対音感」ということが言われますが、聞こえた音が何の音か、ほかの音との比較なしにわかるのが絶対音感、比べればわかるのが相対音感で、絶対音感があれば便利なことはたくさんあります。

でも、有名な音楽家で絶対音感のない人は珍しくなくて、相対音感が発達していれば、どうしても絶対音感が必要というわけでもないようですが。

 

そして、どうしたら身に着くのかというのも、よくわからない点もありますが、大人になってからでは無理といわれています。

 

身内の話で恐縮ですが、私の長男が3歳10カ月でピアノを始めてドレミを覚えたころ、試しに「後ろ向いてて」と言ってピアノの音を聞かせてみたところ、すべての単音と和音の階名が即答できて絶対音感があるのがわかりました。

ピアノの音以外でも、「あれはシとシのフラットの間の音だね」なんていうふうに、4分の1音もわかっていました。

 

いつ身に着いたのか考えてみたんですが、彼が赤ちゃんのとき寝かしつけるのに、何か気分の落ち着く曲をと思い、バッハの管弦楽組曲を流してみたんです。

曲を流すと静かになって耳を澄ませて聴いているような様子だったので、翌日も翌々日も同じ曲を聞かせていました。

この曲をかければ、もう私がついていなくても大人しく聴きながら眠るので、私もこれはいいと思い(笑)、数カ月か1年ぐらいかずっと同じ曲を聞かせていました。

 

後で思うと、彼はそれで音感が身に着いて、その後ピアノを始めて階名を知ったことで、後付けで音と階名が結びついたんじゃないかなと思っています。

 

私の限られた経験ですが、いま小さいお子さんをお持ちの方は、ぜひ試されたらいいんじゃないかと思います。

絶対音感があったほうが有利なのは、間違いないと思いますので。

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2017年

3月

17日

春休み

このあたりの学校は、もう明日から春休みでしょうか。

受験生の皆さんも、思いどおりの結果だった人も、そうでなかった人もいるかもしれませんが、それは1つの通過点。人生はまだまだこれからです。

4月からはまた新しい環境になって、希望の春ですね。

みんなよいスタートが切れますように。

少し開花が遅かった我が家のクリスマスローズが咲きました。

下を向いて咲くので、写真が撮りにくいんですけどね。

ちょっと恥ずかしがっているようで、奥ゆかしくていいですね。

ひと昔前の日本女性のようです。

 

いまは女性も顔を上げて、はっきり自己表現できる人が増えました。

それはとてもいいことで、頼もしいなと思います。

でも、こんなふうに控え目なお花も、風情があっていいものですね。

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2017年

3月

13日

つけ加えて

この前の記事で、ピアノを始める年齢について、あまり急ぎ過ぎる必要はないという趣旨のことを書きましたが、1つつけ加えなければならないことがありました。

 

国際的なピアニストでスタートが決して早くない人は数多いですが、その時点で、恐らくそれまでの育った環境で、既に音楽的素養というものが身についているということです。

 

先日書いたホジャイノフは5歳で教育プログラムを受け、その後モスクワに行って本格的な勉強をスタートしたそうですが、そのときの面接で、どういう音楽が好きかを聞かれ、ピアノに向かってオペラのアリアを1本指で弾いたと、本人が語っています。

つまり、そういう音楽が流れている家庭環境だったんでしょうね。

耳で聞き覚えた曲を弾けたんですから、音感も既にあったんでしょう。

両親は音楽家ではないそうですが。

 

もっと古くは、20世紀前半に活躍した伝説のピアニスト、ギーゼキング(Walter Wilhelm Gieseking 1895~1956)は、16歳で正式な音楽教育を受けたとされていますが、実際は4歳でピアノを弾き始め、6歳のときはシューマンのファンタジーを弾いていたという、すさまじいほどの天才ぶりです。

シューマンのファンタジーって、音大生が卒業試験に弾くくらいのレベルの曲です。

これは次元が違い過ぎる話ですが。

彼は、自分でもう読み書きもできるから学校へは行かないと言って、本当に学校に行かずにひたすら百科事典と楽譜を読みふけっていたそうです。

私たちが一生懸命徒競走をしているときに、こういう天才は上空を高速ジェット機で駆け抜けていくんですね。

 

ピアノのレッスンを始めることを急ぐよりも、それ以前に音楽的環境をつくってあげるのがとても大事、と私は思っています。

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2017年

3月

11日

レッスン開始年齢

今週レッスンにみえたお嬢さんのお母さんから、「あのう、下の子が4歳になったんですけど」とお話がありました。

実は、昨年のいまごろ「先生、弟のほうも始めたいんですけど」というお話があり、私はそのとき「3歳でしょ。まだ急がなくていいんじゃない?」と言ったんですね。

 

私のレッスンは、個人指導でのピアノを弾くレッスンです。

楽器店の教室でやっているグループレッスンのように、音楽を使ってみんなで楽しく遊び感覚で、というものなら何歳からでも始められるのかもしれませんが、1対1できちんとピアノに向かってというのは、個人差もありますが、4~5歳ぐらいになってからが適当じゃないかと思います。

例えばお母さんもピアノの先生で、毎日サポートができるなら、3歳ぐらいからでもできるかもしれませんね。

私の長男も、3歳10カ月から始めたと記憶しています。

最初はできるかなと思いながら始めたのですが、嫌がる様子もなく喜んで弾いているので、そのまま続けられたわけです。

 

でも、最近はお母さんも働いてお忙しい方が多いし、お子さんの気分や体調を見ながら、無理なく毎日練習するようにサポートしていくのは、なかなか難しいかもしれません。

 

それに、一日でも早く始めればそれだけ遠くまで行けるとも限らず、無理をさせればピアノが嫌いになってしまう可能性もありますね。

逆にそんなに早く始めなくても、能力があってピアノが好きになれれば、ぐんぐん伸びていきます。

 

国際的なピアニストを見ても、私が昨年リサイタルを聴きに行ったホジャイノフ(Nikolay Khozyainov 1992~ )は5歳で音楽教育プログラムを受け、その後モスクワで教育を受けたといわれています。

人気の女性ピアノ、ユジャ・ワン(王羽佳 Yuja Wang 1987~  )も6歳から始めたそうです。

 

というわけで、その4歳になったという坊ちゃんは、4月からスタートすることになりました。

赤ちゃんのときからお姉ちゃんのレッスンについて来ていてよく知っているので、孫のレッスンを始めるような気分で、これからが楽しみです。

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