2022年

3月

27日

ミニコンサート

毎日ウクライナの情勢が気になってしょうがないんですが、自分自身の日々の生活は着実に進めていかないと。

ということで、例年年度末に行なっているピアノ教室のミニコンサート、昨日の午後、レッスン室に生徒さんを集めて開催しました。

プログラムも手づくりして、小さい子から順番に、あまり緊張しないように一応楽譜は置いていいことにしています。発表会のときは暗譜ですけど。

また、発表会のときと違うのは、曲のほかにふだんやっている練習曲、バイエルやツェルニーなどからも1曲弾いてもらいます。

子供たちも前年のプログラムも保管しているらしく、1年前からどれだけ進んだかもよくわかりますし、あ、あの子はあんなに進んでる、頑張ってるんだなとか、刺激にもなるようです。

簡単な評価表も一人ずつ書いて最後に渡します。内容は……

 

1.楽譜どおり正しく弾けましたか。

2.つっかえたりミスタッチがなかったですか。

3.強弱が上手につけられましたか。

4.曲に合った速度で、また安定した速度を保てましたか。

5.曲想(曲の気持ち)を表現できましたか。

 

というものです。これを2曲それぞれに○△×で評価します。

が10点、〇が5点、△が3点で、合計点は自分で計算してもらいます。全てにがつけば100点ですね。

リズムは、まあ4の速度にざっくり含まれるかな。リズムが悪ければ速度も安定しませんから。

 

日ごろは個人レッスンなので、こうやってみんなで集まるのも楽しいようで、演奏が終わるとなかなか賑やかです。

いまはまだコロナに配慮しなければならないので、ジュースやお菓子は出せないんですけどね。演奏が終われば解散なので、お迎えを待つ間の僅かな時間に盛り上がっています。

ラナンキュラスの花の色があまりに鮮やかだったので、アップしました。

昔、日本ではこの花をまだあまり見かけなかったころ、母が種から育てて色とりどりの花が咲いたのを思い出しました。

「うちのラナンキュラスがきれいだから、道を歩く人が足をとめて垣根越しに見ていくのよ」と、嬉しそうに言っていたものです。

 

ウクライナにも花は咲いているのかな。あちらはまだ寒そうだから、これからでしょうか。どうかこれ以上犠牲者が増えませんように、ウクライナがこれ以上焦土と化してしまいませんようにと、祈る気持ちです。

チェリストのカザルスが昔、国連の総会で「私の生まれたカタロニアでは、鳥がピース、ピースと啼くのです」と言って、「鳥の歌」を演奏したのは有名な話です。

ウクライナの鳥もきっと「ピース、ピース」と叫んでいるに違いないと思うのですが……

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2022年

3月

11日

悲痛

ここにはピアノや音楽に関する何か楽しい記事を書きたいのですが、この2週間ほどロシアによるウクライナ侵攻の報道で、とても楽しい記事は書けそうにありません。

21世紀にこんなことが起こるなんて。

 

攻撃を受けたウクライナの都市の惨状、民間人の犠牲者も増え続け、いまだ脱出できずに恐怖に慄いている人々、特に幼い子供たちの映像を見るにつけ胸が痛みます。

プーチンはかつてソ連の一部だった国々がEUやNATOに加わっていくことに脅威を感じているのかもしれませんが、市井の人々にとっては平和な日々こそが最も大事なもので、共産圏と西側の勢力図など関係ありません。

 

メディアが発達し、インターネット、SNSで情報が瞬時に拡散する現代において、なぜこんなことができるのでしょう。

世界じゅうがリアルタイムで見つめているというのに。

日々茶の間に破壊された街や泣き叫ぶ子供の映像が流れているのに、ラブロフ外相は「ロシアはウクライナを攻撃していない」と言っています。

世界じゅうに自分たちは嘘つきだと明かしているようなものですよね。

 

西側の国々も核の脅威から、また第3次世界大戦になることを避ける意味でも、ウクライナを戦力で応援することはできないようで、何も手出しできないのが歯がゆいばかりです。

私もせめて避難しているウクライナの人々の助けにと、ささやかな寄付はしましたが、何とかこれ以上の犠牲者が出ないように祈る気持ちでいっぱいです。

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