2022年

10月

24日

ブーニンさん特別番組

21日(金)に、NHKで「それでも私はピアノを弾く」という特別番組が放映されました。

1985年のショパン・コンクールで19歳で第1位となり、センセーションを巻き起こしたピアニスト、スタニスラフ・ブーニンさんの復帰へのドキュメンタリーです。

 

音楽業界も次々と若手の才能あるピアニストが出てくるし、ベテランから中堅まで錚々たる実力あるピアニストがいるのですが、ブーニンさんのコンサートの情報はしばらく聞かないなと思っていました。

 

番組を見て驚きました。

2013年、石灰沈着性腱板炎という病気を発症し左手が麻痺してしまったのだそうです。手を上下させる運動の多い人に多い病気だそうで、一種の職業病でしょうか。

また遺伝性の1型糖尿病を患っていたため、自宅での事故で足を骨折した後、骨が壊死し始め、医師から片足切断を勧められたのだそうです。しかし、それではピアノのペダルが踏めなくなると、ドイツの名医を頼って壊死した部分を切り取ってまたつなぐという大変な手術を受けていたそうです。

手術は5回にも及び、足が短くなってしまった分を厚底の靴でカバーし、その後の大変なリハビリを経て歩けるようになったそうです。

 

奥様の榮子さんの献身的な支えや励ましもあって、今年6月に復帰されました。

八ヶ岳の小さな会場でスタートし、その後、東京の大きなホールでもリサイタルを開催されたんですね。

 

ショパン・コンクールのときのブーニンさんは圧倒的なテクニックとエネルギーで世界を驚かせましたが、この復帰コンサートでは、ご自身が9歳のとき初めてコンサートで弾いたというシューマンの「色とりどりの作品」を弾かれていました。派手な曲ではなく、抒情的なしみじみと美しい作品です。

さまざまな苦難を乗り越え、左手や足の不自由さと共存しながらの演奏は胸に染み入るものがありました。

 

11月6日には公演の完全版も放映されるそうなので、必ず視聴、録画もするつもりです。

 

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2022年

10月

15日

山法師

きょうは気温は高めですが、少し風もあって過ごしやすいです。

午前中、運動不足解消のために歩いてお買い物に行ったんですが、どこからともなく金木犀の香りが漂って、ああ、秋だな、四季のある国っていいなと思いました。

まだ寒いころ植えた山法師の苗が夏の間にスクスクと伸び、こんな実をつけました。

食べられるのだそうですが、お店で売っているフルーツのように甘くておいしいわけではないようなので、まあ観賞用かな。

少しくすんだ紅色の実が風にゆらゆら揺れて、これも秋の風情を感じさせてくれます。

 

発表会を終えて1カ月、断水騒ぎもありましたが岡地区では幸い浸水被害はありませんでした。

ようやく落ち着いたところで、そろそろクリスマス・コンサートの曲目を考えようかなと思っているところです。

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2022年

10月

07日

平常の生活

一部の地域では断水がまだ続いていたようですが、昨日やっと全ての地域で解消されたようです。

我が家では6日目にようやく生活用水が出るようになり、7日目に飲料水が出るようになって通常の生活に戻りました。

ほっとしましたね。

でも、考えてみれば水道から出た水をそのまま飲める国がそもそも少ないので、普段が本当に便利でありがたい生活をしているということなんですね。

教室は休まず続けていたのですが、他県に断水避難していたおたくもあったようで、お休みした生徒さんもいました。

5人お子さんがいるという大家族のご家庭もあって、お風呂に入るために入浴施設に行っていたようですが、どこも混んでいて大変だったようです。

 

今夜はまた大雨が予想されていて、台風15号で土砂崩れなどがあった地域には避難指示が出ているそうです。

我が家の地域は断水だけでしたが、浸水してしまったり土砂が流れ込んでしまった施設やお宅はまだまだ大変です。

今回行政の対応が遅かったのではないかと言われていますが、こういうときは本当に行政が頼りなのでしっかり対応していただきたいと思います。

 

まさかこんなに何日も断水すると思っていませんでしたが、今回対応の仕方も学びました。

今後、こんなことが起こってほしくはありませんが、地球温暖化による異常気象は続きそうなので、この経験は今後に生かしていきたいと思います。

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