2022年
11月
29日
火
今年は以前から興味があった電子楽譜を導入しようと思い、iPadを購入したのですが、どんなものなのかわからないので、とりあえず値段的に手が届きやすいair4を購入。
使ってみてあまりに便利なので、値段は高いけど一回り大きくてウインクで譜めくりができるiPadProのほうにすればよかったかなと、ちょっともやもや。
ところがですよ、8月ごろ、画面にこんなのが出ました。
なんと、ある日突然、ウインクで譜めくりができるようになりました!
今年一番嬉しかったことかもしれない。
air4だと横向きにして2ページ表示すると小さくて見づらいし、縦に1ページ表示だと1ページずつめくらなければならないし、紙の楽譜より忙しいんですよね。
これで問題が全て解決しました。
初めはウインクがちょっと慣れなくて、前のページに戻るには左目でウインクするんだけど、私はどうも左が苦手。慌てて両目をつぶってしまったり。
最近になってようやく慣れてきて、いいタイミングでスムーズにめくれるようになりました。
紙の楽譜のときは少し早めに手を伸ばしてめくるんですが、これだとぎりぎりでウインクしてもすっと次のページに移れるのでとても快適です。
アップルペンシルで書き込みもできます。線でも書けるし、いろんな記号や数字も印刷のようにきれいに、ペンシルの先でスタンプ感覚で記入できます。
最近はステージでも使っている人を見かけます。
空調の加減で空気が動いていると、紙の楽譜はぺらぺらして焦るときがありますが、これなら大丈夫。
誰かに譜めくりをお願いする必要もないし、見た目もいいですよね。
時代は変わったなと実感しています。
2022年
11月
16日
水
フランスのパリで開催されていたロン・ティボー・クレスパン国際コンクールが終わりました。
亀井聖矢さんが見事1位を受賞、聴衆賞と評論家賞も併せて受賞という快挙を成し遂げました👏👏👏💐💐💐
亀井さんは私も以前から注目していたピアニストで、2001年生まれということですから、まだ21歳? 桐朋学園大学に在学中という若いピアニストです。
2019年には日本音楽コンクールで第1位、ピティナ・ピアノコンペティションでも特級グランプリを獲得。飛び入学で桐朋学園大学に特待生として入学したという経歴の持ち主です。
今年、マリア・カナルスコンクールでは第3位、クライバーンコンクールではセミファイナルまででしたが、YouTubeでセミファイナルでの演奏を聴いて、なぜファイナルに選出されなかったのか納得できなかったのは私だじゃなかったのではと思います。
今回もセミファイナルのラヴェル「夜のガスパール」も素晴らしかったですし、何と言ってもファイナルでのサンサーンスのコンチェルト「エジプト」は何かが憑いているんじゃないかというほどの神がかった演奏でした。
評価されるべき人が正当に評価されるのは本当に嬉しいですね。
もう今でも注目されてコンサートは次々完売という状態ですから、すごく忙しい日々が続くと思うのですが、個人的には2025年のショパン・コンクールが気になっています。
恐らく挑戦されるのではないかと期待しているのですが、クライバーンで1位だった韓国人ピアニストのユンチョン・イムさんや、今回1位を分け合った同じく韓国人のイ・ヒョクさんほか若手の実力者が何人もいますから、想像しただけでドキドキします。
ロン・ティボーのファイナルに残った6人の方の演奏はYouTubeで見ることができるので、まだ聴いていない方には、ぜひお勧めします。
パンジー、ビオラの季節ですね。
今年は白やオレンジ、ブルーのほかに、この色がぱっと明るくていいかなと思って植えてみました。
これまであまり見かけなかった色、品種改良が進んでいるんですね。