2016年6月

2016年

6月

24日

海の向こうで

きょうは激動の1日でしたね。

イギリスで国民投票によりEUから脱退するという結果になりました。

拮抗しているとは聞いていたけど、直前の予測では僅かに残留派のほうが優勢ということだったのに、びっくりです。

 

ここに政治や経済の話はそぐわないし、あまり書かないようにしていますが、これは遠い海の向こうの話ではないですね。きっと。

実際に離脱するにはまだまだ手続きや段階を踏まなければならないそうですが、早くも円相場や株価は大波乱です。

 

世界の情勢って、個人の生活と必ず結びついていますもんね。

東日本大震災で福島原発の事故後、浜岡が停止になりました。

自分にすぐ何か影響があるとは思わなかったけど、お父さんが中電に勤めているというお子さんが、そのころそれでピアノをやめることになりました。

こんなふうにダイレクトに影響が来るとは思わなかったです。

影響があるとしたら電力が足りるかどうかとか、そういうことだと思ってたのに、そっちかい、っていう。

私自身は人間に原子力を制御することは不可能だし、思い上がりではないかと思っていますが。

 

今後の世界の動きは予測がつきませんね。

専門家でも難しいのに、政治・経済に疎い私がわかるわけないんですけど、やっぱり気になります。

音楽に携わる人間として、世界が平和で、みんなが心豊かにピアノを弾いたり音楽を楽しんでいられる環境であって欲しいと願っています。

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2016年

6月

18日

練習とレッスン

今は8月の発表会に向けて、いよいよ気を引き締めなければいけない時期なんですが、子供は時間の感覚がよくわかっていないので、漠然と8月ってまだ遠い先と感じている子が多いんですね。

なので、この時期になると、「ほら、6月のレッスンはあと1回。7月が4回、8月になるとすぐに1回目のリハーサルがあるのよ。この調子で間に合う?」と、発表会までのインターバルを具体的に示してあげなければなりません。

 

例えばA-B-Aの構成でできている曲のAの部分をまずレッスンで一緒に譜読みしたら、「じゃ、来週までにここまで弾けるようにしてきてね」と言うんですが、練習しない子は、次の週になってもそのままです。

仕方なく先週やったところをまた一緒にやるのですが、これはレッスンじゃなくて自分でやるべき練習に付き合ってあげているんですね。

そうなるともうそれだけで時間をとられて、予定していたBには進めません。

発表会の日はもう決まっているわけですから、そこで足踏みしてはいられないんですけど。

 

私が音大を卒業して教え始めたころは、ほとんどの子は(例外はありますが)言われたところまでは次の週までに弾けるようにしてきたと思うし、家でやるべき練習と、軌道修正したりその先の道筋を示すレッスンとの区別はついていたように思うんですけど。

子供もお母さんも(お父さんでもいいんですが)、そんなに頑張らなくても先生が弾けるようにしてくれると思っているんでしょうか。

おいおい、発表会の日に前に出てってこの曲を弾くのは私じゃないよ、って思うんですけど。

 

お母さんたちも忙しくて、お子さんの状態を把握できていないのかもしれないので、準備が遅れているお子さんのお母さんには、こういう状態ということを気を遣いながら話したりしています。

フルタイムで働いているお母さんには、お電話するタイミングも難しいんですけどね。

 

もちろんちゃんと練習してきて、着実に前進している生徒さんもいます。

でも、1年に1回の発表会では、みんなが自分らしくちゃんと弾けて、達成感を味わう成功体験をさせてあげたいんですね。

お子さんもご家族も、ああ、ピアノをやっていてよかったな、音楽ってほんとにいいものだなと思えるように。

 

なので、私も悩みながら、日々奮闘しています。

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2016年

6月

13日

mon petit-fils

土・日は長男の家に行ってきました。

蒸し暑かったけど、昨夜まではお天気も何とかもってよかったです。

mon petit-fils

3歳。

お土産に持っていったフリクションの色鉛筆が気に入って、外で遊ぶときも放しません。

「おさんぽいこう」と言うので、これを持ったまま(笑)、手をつないでお散歩に出掛けました。

自分の行きたいほうに私の手を引いてテクテク歩きます。

連れていってるのか連れていかれてるのか。

随分歩いて、気がついたら電車が見える踏切にたどり着きました。

左に右に通過する電車を何本見送ったでしょう。

ちっとも動こうとしないので、「おうちどっちだった? 帰り道がわからなくなっちゃったなあ」と言ったら、やっと「おうちかえろう」と、帰る気になってくれました。

男の子は電車大好きですね。

道すがらお花が咲いていると、必ず立ちどまって「おはなきれい。しゃしんとる?」って聞いてくれます。

おかげで何枚か写真が撮れました。

 

こうやって手をつないでお散歩したのを、大きくなったら忘れちゃうのかな。

記憶の片隅に何となく残っていてくれたらいいなと思います。

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2016年

6月

06日

梅雨入り

いよいよ東海地方も梅雨入りです。

きょうのテレビの情報番組によると、梅雨の時季も日照時間は意外と長いのだそうですが、降っていなくても、湿度が高くて不快指数は高くなりますよね。

人間にとっては鬱陶しい季節ですが、紫陽花は色鮮やかに生き生きとして、水を得た魚のよう。

この気候がほんとに合っているんですね。

曇り空や雨の中を歩くのも、楽しい気持ちにさせてくれます。

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2016年

6月

02日

山も谷も

発表会の曲も全員決まって、いまは譜読みの段階。

この時期が毎年大変です。

私が教室を始めたばかりのころといまとでは、お子さんもお母さんたちも、少し違うんですね。

レッスンに来るにも緊張感のあった昔と違って、いまは子供たちが伸び伸びしているのはいいんですが、その分辛抱強くはなくなっている気がします。

お母さんたちも働いている方がほとんどですから、忙しくてなかなか目が届かないということも。

 

いまの子供たちが苦手なのは、初めての曲の譜読み。

できないんじゃなくて、努力が要るし面倒だから腰がひけているというか。

やってみる前に「できそうもない」と、譜を前にしただけで心が折れてしまったり(笑)

少しずつやっていけば、「ああ、思ったより簡単だった」というふうに、気がつくとできるようになっているんですが、その少しずつの努力を避けているために前に進めないんですね。

かといって強く言えば、それでまた萎えてしまったりするので、こちらとしては歯がゆく思うことがあっても、辛抱強くやっていくしかありません。

 

できるだろうと思ってあげた曲がどうにもならず、いまのうちにもう少し易しい曲に変更しようかなと思っているお子さんもいます。

本番3週間前ぐらいまでに大体暗譜ができれば、そのころにはさすがに子供たちも前を向いているので、あとはより完成度を上げていくだけなんですけどね。

 

山も壁もあるからこそ弾けたときの喜びは格別のもので、それがまた次への推進力になります。

さあ、またあしたも子供たちと一緒に頑張らなきゃ(^^♪

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