2016年5月

2016年

5月

25日

入り口はさまざま

昨日は、今月入会した中1の坊ちゃんの3回目のレッスンがありました。

全くの初心者。

最初はお母さまからのお電話で、「クラシックでなくて申しわけないのですが、ボカロの曲を弾きたいそうです」というお話でした。

ボカロ? 何だっけ。聞いたことあるな。電話を切った後、ググったりyoutubeでやっと「初音ミク」とか、「千本桜」とか、点と線がつながってきました。

 

面談にみえて、「ボカロの曲だけ弾けるようになりたいの? 教則本で基礎もちゃんとやる気ある?」と聞いてみたところ、「教則本もやる気持ちはあります」とのこと。

いきなりボカロが弾けるかどうかはともかく、彼がまず弾いてみたい曲の易しいアレンジの楽譜を入手して、バイエルと併行して始めました。

 

中1男子って、大きいですよね。

私より大きな手で一生懸命指を動かしています。左手が思うように動かないのも笑いながら、何だか楽しそう。

好きなボカロの曲は、右手から少しずつ弾いてみているのですが、音と音がつながって知っているメロディーになってくると表情が輝いて、嬉しそうです。

きのうは左手もゆっくり弾いて、来週は両手にできるかな。まだ途中までですけどね。

 

ピアノを勉強するのに、入り口はどこからでもいいかなと。

お稽古事としてご両親が道を用意してあげるのもいいし、こんなふうに何が弾きたいと、自分自身で明確な目標を持って始めるのもいいことじゃないかなと思います。

これからのレッスンも楽しみです。

道すがら見つけた可愛い花。

名前がわかりません。

葉っぱや蕾は見たことあるような。

どなたか名前がわかったら教えてください。

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2016年

5月

19日

演奏ロボット

ネットのニュースで、興味を引く記事を見かけました。

J'ai vu une nouvelle sur l'internet.

 

韓国で、イギリス人のピアニストと、53本の指を持つ演奏ロボット「テオ」の対決が開催されたというもの。

「テオ」は2012年にイギリスでつくられた演奏ロボットで、約800曲の演奏プログラムが保存されているそうです。

Un pianiste Anglais a affronté un robot dans une performance de piano"Theo"en Corée.

Theo est un robot qui a été fait dans l'anglais en 2012,et il a 53 doigts.

 

対決は、ショパンやモーツァルトの曲をテオとピアニストが交互に演奏して、お互いの演奏を評価したとのこと。

テオは、ピアニストの演奏について、「正確な演奏は作曲家に対する礼儀だ。ピアニストは楽譜と違う演奏をした」と主張したそう。

ピアニストは、「テオは失敗なく正確に演奏できるが、人間の感情を感じられないため、聴衆と一体になれない」と主張したそうです。

聴衆らは、「ロボットはまだ人間の演奏を超えられない」という評価だったそうです。

Le pianiste et Theo ont joué alternativement Mozart et Chopin etc.

Après ces performances ,Theo a dit "la performance du pianiste n'est pas exacte."

Le pianiste a dit "l'audience n'est pas impressionnée  car Theo n'a pas de émotion."

L'audience a dit "le robot ne peut pas encore battre l'être humain."

 

そりゃそうですよね。

私たちがピアノの勉強をする上で、正確で強く速いタッチというメカニズムは当然追い求めるわけですが、そうやって身につけたものはあくまで芸術としてのピアノ演奏のためのツールでしかないわけですね。

もちろん気持ちだけあっても、ツールが粗末なら満足いく演奏にはならないわけですが。

 

にしても、53本の指って(爆笑)

もう羨ましくもないですね。

私はよく子供たちに、「人間に10本の指があるということは、神様は少なくとも10本の指を操ることのできる能力を私たちに与えてくれているはずよ」と言っています。

10本の指は必要かつ充分な数なんですね。

J'ai pensé que ce résultat était naturel.

De tout façon,dix doigts sont assez pour la performance du piano.

 

さて、テオはまだこれからも人間を超えるべく開発を続けられるんでしょうか。

いつかまた対決の結果を聞くことになるのかな。

仮にテオが人間以上と評価されるときが来るとすれば、それは聴く側の人間のほうに人としての情緒が薄く乏しくなっていく時代かもしれません。

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2016年

5月

17日

浜松

きょうは所用にて浜松。

あいにくの雨で、朝は肌寒かったですね。

出掛けるのに着るもので悩みます。

お洒落というよりは温度調節で(笑)

用事が早く終わったら楽器博物館に行きたかったんですけどね。

時間がなくなってしまって、行けませんでした。残念。

何と言っても浜松は楽器の町ですものね。

国際ピアノコンクールも回を重ねるごとにレベルも上がって、盛り上がって成功していますね。

それには携わっている方々の大変な努力や苦労があってのことだと思いますけれども。

私のようにささやかながら音楽に携わっている者としては、大変嬉しく、またありがたいことです。

 

また浜松に行く機会があったら、ぜひ立ち寄ってみたいと思います。

満開のヤマボウシの木を見かけました。

花の形が面白いですね。

花も大きく、なかなか存在感がありました。

日ごろあまり見かけることがないので、とりあえずカメラに収めました。

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2016年

5月

14日

連休ボケ?

連休が終わって、それぞれ一通りレッスンがあったんですけど、2週間もあったのに練習がはかどっていない、子供によっては連休前にできていたはずのことすら忘れているという有り様。とほほです。

まあ連休でボケただけじゃなくて、いまはちょうど運動会の前でもあるのかな。

運動会の練習で体力も消耗するし、急に暑くなってきて疲れるのもあるし、毎年この時期はレッスンがスムーズにいかない印象があります。

 

とはいえ、8月の発表会に向けて、発表会用の曲にとりかかる時期でもあります。

上級者ほど音の数も多いし長い曲になりますから、先に曲を決めて始めるようにしています。初心者はそろそろとりかかろうかというところ。

 

運動会が終わったら、みんな気持ちを新たにしてピアノに集中してもらいたいものです。

近所で見かけた薔薇。

花びらの先がフリルみたいになっていて、素敵ですね。

花びらの縁が淡いピンク色になっているのも、優しい雰囲気でいいですね。

このまま女の子のワンピースの袖にしたいような。

 

あちこちでいろんなお花がきれいに咲いていて、散歩が楽しい季節です。

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2016年

5月

10日

えーっ(>_<)

けさ新聞を開いて、いきなり目が点になりました。

 

先週やはり新聞広告で、ずっと生で聴きたいと思っていたユリアンナ・アヴデーエワのリサイタルが、すみだトリフォニーホールであることを知りました。

もう1つの新日フィルとのコンチェルトの日とどちらにするか迷いましたが、早く予約しないと席がなくなるのではと思い、昨日ホールに電話してリサイタルのほうのチケットを購入。

案の定A席は残りわずかだったみたい。

「変更はできませんので」と言われましたが、風邪引いたって絶対行くから、と思っていたのですが…

新聞を開いていきなり目に飛び込んできたのは、「マレイ・ペライア ピアノ・リサイタル」の文字。

ペライアも、今度来日したらどうしても聴きたいと思っていたピアニスト。

これは無理しても行かなくちゃと思って開催日を見たら…

 

何ということでしょう。

アヴデーエワのリサイタルと全く同じ「10月28日(金)19:00」となっているじゃありませんか。

がーん(>_<)

なんでこうなるかなあ。

 

アヴデーエワも聴きたかったからチケットとれたのは嬉しいんだけど、円熟の境地に達しているペライアのほうが優先順位は上だったかなと、まだひきずっています。

チケットを買うのをもう1日ずらしていたら、ペライアのほうにしたかもしれない。

 

願わくばペライアがずっと元気で何度も来日してほしいなと思います。

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2016年

5月

05日

掛川

子供の日のきょう、出掛ける予定もなかったので、ひたすらCDと楽譜の整理。

午後からは花苗を買ってきて、春の花のヴィオラやパンジーから、夏の花のサフィニア、ロベリア、イソトマなどに植え替えをしました。

 

先日の掛川散歩の写真をもう少し追加しておきますね。

二ノ丸御殿の庭からの掛川城天守閣です。

これくらいの距離で見るのもいいですね。

掛川駅南口のマロニエの木です。

マロニエってよく聞きますが、標識が出ていたのでやっと実物を認識できました。

これまでにも見ていたのかもしれないけど、これがマロニエというのはわからないですものね。

ちょうど花が咲いていて、写真に収めることができました。

資生堂アートハウス近くの池。

風があったのでさざ波が少し立って、濃い緑に囲まれて静かなたたずまいでした。

眺めていると心が穏やかになるような光景です。

 

さて、きょうでお休みも終わって、あしたからレッスン再開。

連休の間にみんなどれだけ練習が進んだか、楽しみのようなちょっと怖いような?(笑)

私も頭を切りかえようと思います。

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2016年

5月

02日

掛川城

爽やかに晴れわたった昨日、いつものお仲間とウォーキングに出掛けました。

今回の目的地は掛川城と資生堂アートハウス。

私は資生堂アートハウスは以前にも行ったことがありますが、掛川城は初めてでした。

この掛川城も、今回の熊本城のように、2度も大地震で倒壊しているんですね。

1回目は慶長9年(1604年)で、このときは後に再建されましたが、安政元年(1854年)の大地震で再び倒壊し、そのままになっていたそうですが、1994年に掛川市や有志の協力により、この現在の天守閣が再建されました。

2006年には日本100名城に選ばれたそうです。

まだ新しいので、少しきれい過ぎるくらいですね。

 

築城主は朝比奈泰煕、後に山内一豊が大規模な改修をしました。

山内一豊といえば、司馬遼太郎の「功名が辻」ですね。NHKの大河ドラマにもなりました。

天守閣から臨む二ノ丸御殿。

お殿様はこの御殿で暮らしていらっしゃったんですね。

城主は主な殿様だけで朝比奈氏、山内氏、太田氏と、移り変わりがあったようです。

この御殿は1861年に再建されたもので、国の重要文化財です。

年代も古いので、内部もとても趣きのある建物でした。

二ノ丸御殿のお座敷から眺める天守閣。

画面中央のちょっと上あたりに忍者がいるのが見えますか?

左のほうには鯉幟が翻っています。

二ノ丸御殿に陳列されていた品々です。

見事な螺鈿細工の鞍や火縄銃、鎧兜、精緻な刺繍を施した打掛、そして大名行列のフィギュア。行列はもっともっと長かったんですが、カメラに収まり切れないので一部だけです。

ほかにも多くの展示品があって、見ごたえがありました。

 

この後、近くで昼食をとって資生堂アートハウスまで移動。掛川城は駅北口から徒歩7分、資生堂アートハウスへは南口から徒歩25分。私たちのウォーキングにはちょうどいいくらいの距離でした。

アートハウスについては以前に行ったときにここのブログでご紹介したので、割愛します。

メンバーの中に本格的に水彩画を描いている方がいるので、アートハウスに展示されていた水彩画がとてもよかったと喜んでいらっしゃいました。

行くたびに展示品が入れ替わるので、何度訪れてもいい美術館だと思います。

 

メンバーのスマホの万歩計では、1万2,000歩ほど歩いたことになっていました。

たくさん歩いた後は、もちろんビールで乾杯です。

お天気にも恵まれ、最高の一日でした。

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