2016年

11月

29日

ニコライ・ホジャイノフ ピアノリサイタル

昨日、日帰りでロシア生まれのピアニスト、ニコライ・ホジャイノフ(Nikolay Khozyainov  1992~  )のピアノ・リサイタルに行ってきました。

一昨年、やはり同じ浜離宮朝日ホールで聴いてとてもよかったので、また来日したときはぜひ聴きたいと思っていたんです。

 

Le 28 novembre,je suis allée à Tokyo.

Il y avait un récital du pianiste né en Russie,Nikolay Khozyainov. 

 

友の会のようなものにも入っていないし、最近は音楽雑誌なども見ていないので、迂闊にも先週新聞の広告で見てリサイタルがあることに気がついたのでした。

 

でも、先月もアヴデーエワのリサイタルに東京まで行ってきたばかりだし、急に1日あけるのも大変だし、どうしようと思い悩み、その翌日もそわそわしていました。

でも、行かないときっとしばらく悔しくて引きずりそうだなと思って、思い切ってチケット購入しました。もう残席が少なかったのですが、思ったよりいい席がとれました。

Il a 24 ans.

Quand il avait 18 ans,il était finaliste du concours Chopin.

C'est la deuxieme fois que je suis allée écouter son récital.

 

このホールは私、好きです。

大き過ぎず、音響もよく、舞台後ろの壁面も木で温かい感じで、ほかの部分も木が多く使われています。

私の席は真ん中より少し後ろの列のど真ん中だったので、前が見にくいかなと思ったのですが、このホールは右と左の列は普通ですが、中の列は席が交互に8つと9つになっていて、つまり互い違いになって重ならないんです。こんなところも設計が行き届いていますよね。

 

曲目は、前半が

ショパン      アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

          ワルツOp.64-1「小犬」

          ワルツOp.69-1

          ワルツOp.69-2

ストラヴィンスキー 「ペトルーシュカ」

 

後半は

シューマン     アラベスク

          幻想曲Op.17

 

最初の音が鳴り始めてすぐ、ああ、私やっぱりこのピアニスト好きだなって思いました。

とても繊細でセンシティブな音色。

それでいて抒情的な部分でも過剰な感情移入ではなく、気品が感じられます。

でも、激しい部分では熱く、高揚してどんどん乗っていきます。

 

「ペトルーシュカ」は、やはりロシアの血が流れているからでしょうか、心と体からリズムが湧き出す感じで素晴らしかったです。

後半のメインのシューマン「幻想曲」も圧巻でした。

 

全体を通して、曲によって少しむらがあったりミスタッチもありましたが、試験じゃないし、コンクールでもないので、いいんです(笑)

 

割れるような拍手に応えて、何とアンコールを7曲も弾いてくれました。

前回のときはたしか6曲だった。

 

今回のアンコール曲。

 

リスト          「マゼッパ」

             「愛の夢」 (弾く前に「アイナユーメ」と言っていました)

ショパン          エチュードOp.10-1

              ノクターンOp.27-1

リスト          「半音階的なギャロップ」

プッチーニ/ホジャイノフ 「蝶々夫人」より

ビゼー/ブゾーニ     「カルメン」

 

全部楽しかったけど、「半音階的なギャロップ」なんて、あまりにテクニックがすごくて、終わったらもう笑っちゃいました。「うひょー」としか言えない。

リストもお墓の下でニヤリとしているんじゃないかと思います。

 

J'aime beaucoup sa performance.

C'était un concert magnifique.

Il a joué sept morceaux en plus. 

 

 

思い切って行ってよかったです。

ニコライ君、期待を裏切りません。

ニコライ君って言いたくなるけど、もう24歳になったんですね。

大人っぽくなっているかなと思ったけど、スリムな体型とくるくる巻毛は変わらず、まだ少年の面影がある感じでした。

 

アンコールも全部聴いて東京駅まで走って22時のひかりに間に合って、耳に残っているピアノの音をずっと反芻しながら幸せな気持ちで帰途についたのでした。

 

J'ai été très satisfaite.

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2016年

11月

26日

ミュージシャンサンタ

この2、3日の冷え込み、一気に冬がやって来た感じですね。

街にもクリスマスのイルミネーションが目立つようになりました。

店頭にもさまざまなクリスマスグッズが並んでいます。

可愛いサンタのミュージシャン。

でも、よく見ると黒鍵の並び方が…(笑)

ちょっと残念!

こんなことが気になるのは職業病かな。

でも、こんなサンタさんがお部屋に置かれていたら、クリスマス気分も盛り上がりそうですね。

 

教室の生徒さんたちもクリスマス会に向けて、それぞれクリスマスソングその他、弾けるようになってきています。

バイエルを弾くのとはちょっと熱の入り方が違うような…(笑)

私と連弾するお子さんも何人かいるので、楽しみです。

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2016年

11月

23日

音楽会

我が家は岡小に隣接していて体育館が家のすぐ裏なんですが、この時期は学校の音楽発表会の前なので、練習している音がよく聞こえてきます。

レッスン室は防音になっているので、入ってしまうとさすがに聞こえないんですが、朝、物干し台で洗濯物を干しているときなど、連日「オペラ座の怪人」だとか「剣の舞」だとか、何やらジャズふうのアレンジの曲やら、よく聞こえてきて、ああ、子供たちも先生も頑張っているなと、ちょっと楽しい気持ちになります。

聞いていると、だんだん上手になっているのがわかったりして。

 

うちの子供たちも、岡小に通っているころは、よく伴奏をやらせてもらいました。

そんなことも懐かしく思い起こされます。

 

きょうは何だか静かだなと思ったら、祭日で学校がお休みだったので、練習する音が聞こえなかったんですね。

本番はこの土曜日だそうで、楽しみですね。子供たちもちょっと緊張するんでしょうね。

 

そういう催しを通して音楽に親しんだり、みんなと心を一つにしてよく音を聴くことを身につけるのは、とても素晴らしいことだと思います。

 

あしたとあさっては、練習の総仕上げですね。

熱のこもった音楽が聞こえてくることでしょう。

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2016年

11月

16日

アキアカネ

アメリカの作曲家ギロック(William L. Gillock 1917~1993)の「抒情小曲集」の中に「Dragon Fly(とんぼ)」という曲があります。

ピアノ学習者のためのあまり難しくない小品集で、私も発表会などでよく使います。

今年の発表会でも、小学生に「Dragon Fly」を弾いてもらいました。

この前、キリンのディストラリーに行って、自然公園でお昼にしたときにアキアカネが何匹も飛んでいて、お仲間の服にとまりました。

 

とんぼの軽やかで俊敏な動きや、この繊細な翅(はね)はとても特徴的ですね。

ギロックの曲でも、たった1ページの曲ですが、そういったとんぼの特徴をよく表現しています。

このアキアカネは少し翅が傷んでいて、ちょっと気の毒ですね。

頭の部分など、確かにドラゴンぽいかもしれません。

 

自然の中をアキアカネが飛び交う様子は、とても秋らしい風景でした。

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2016年

11月

11日

コップの~

先日、アヴデーエワのリサイタルに行った日、東京駅に早く着いたので、大丸で時間をつぶすことに。

ですが、ブランド品に興味のない私、どのフロアも通過するのみ。

でも、8階から10階まで3フロアにわたってハンズが入っていることに気がつきました。

暇つぶせそうでしょ?

これ可愛いー♡

思わず撮影しちゃいました。

コップのフチ子の別バージョンですね。

このころんと丸い姿がユーモラスでもあります。

 

買いませんよ(笑)

しばし立ちどまって眺めていました。

売り場が広いので商品の種類が豊富で、目的どおり時間つぶせました。

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2016年

11月

08日

クリスマスモード

毎年お教室でクリスマス会を開くのですが、今年も準備の季節になりました。

いろんな行事がありますけど、クリスマスって心浮き立つものがありますね。

日本人はクリスチャンは少ないと思いますが、宗教とは離れて、クリスマスはすっかり日本に根づいてしまっています。

クリスマスツリーの緑と、赤や金色の装飾、プレゼントをもらう楽しみ、サンタクロースという夢のある存在。

ここ静岡は雪に縁がありませんが、絵本やお話の中の雪や暖炉や煙突というアイテムも、遠い外国の風景や慣習を思い起こさせて、憧れというフレーバーを醸し出しているのかもしれません。

 

そして、クリスマスには讃美歌やクリスマス・ソングも欠かせません。

神聖な音楽や、楽しい音楽とも結びついているんですね。

 

毎年、クリスマス会では全員何か弾いてもらうのですが、クリスマスソングもいろいろ取り入れることにしています。

きょう入会された小学生のお嬢さんも、「クリスマス会があるんだけど、きょう持ってきた楽譜の中の曲を弾くのと『サンタがまちにやってくる』とどっちがいい?」と聞いたら、迷わず「『サンタ』のほう」となりました。

みんなよく知っている楽しい曲は喜んで弾いてくれます。

 

私は子供たちにささやかなプレゼントを選ぶのも、楽しみの1つになっています。

クリスマスは、もういまから始まっているんですね。

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2016年

11月

04日

文化の日

文化の日の昨日、いつも山歩きなどでご一緒するお仲間と、出掛けてきました。

私たちが何の文化に触れてきたかというと…

御殿場にある、キリンディスティラリーの富士御殿場蒸留所。

こちらでウイスキーの文化に触れてきました。

 

事前に予約して、70分のコースでシアターでプロジェクション・マッピングを見たり、工場見学、最後は試飲までできるんです。

大きなポットスチルに触ってみたり、香りの体験をしたり、工場内で樽詰めや瓶詰め、ラベル張りなどの様子を見たり。

工員さんは驚くほど少なくて、オートメ化されていました。

これは右から左へ、順に樽の中で熟成していく様子。

色もだんだん深い琥珀色になっていきますが、驚くのは量がこんなに減ってしまうこと。

これはウイスキーが熟成しておいしくなるためには仕方がないことだそうで、エンゼルズ・シェア(天使の分け前)と言うそうですよ。

年代物ほど高価になるのは、時間がかかるからだけでなく、こんなに量が減ってしまうという理由もあるんですね。

 

最後は試飲コーナーで、2杯まで試飲できました。

富士山麓50度、この度数とは思えないくらい飲みやすくてすっきりした味わいでした。

いままでウイスキーはスコッチに限ると思っていたけど、国産でもおいしいウイスキーあるんですね。

 

量は少なかったですけど(笑)、みんなでちょっとふんわりした気分になって、見学後は敷地の中にある自然公園でお弁当食べて、その後、少し歩こうかということになり、何と御殿場駅まで1時間余りも歩いてしまいました。

ずっと下りなので、そんなに疲れなかったです。

 

それから駅前から「とらや工房」に移動、外のテラスで林を眺めながら和菓子でお茶しました。

ほどよい時間になったので清水まで帰ってきて、その後はもちろん飲み直しです。

1年に2、3回集まるので、近況報告やら政治談議、仕事や旅行、家族の話など、毎回盛り上がって時間の経つのを忘れます。

こういう仲間がいるのは、本当にありがたいことだと思います。

 

次はビール工場かワイン工場かな。

山歩きはどうなっちゃったんでしょうね(笑)

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2016年

11月

02日

運動会

アヴデーエワのコンサートの翌日は、孫の運動会でした。

なので、コンサート終了後はそのまま長男宅へ。

雨が降ってすごく寒かったんですけど、長男が最寄駅まで迎えに来てくれました。

前夜かなり降っていたので、本当に運動会できるのかと思ったんですが、園ではなくて大きな運動公園で開催され、全面芝生なのでレジャーシートも敷けて特に問題なく、だんだん晴れ間も見えてきて、ちょうどいい日差しと気温でした。

私はお弁当の製作係。

前夜遅く着いて朝は早かったので、簡単につくりましたが、孫もママさんも喜んでくれました。孫が喜んだのは、うさちゃんりんごです。うさぎ組なのでね。

パパは残念ながらお仕事です。

系列の保育園・幼稚園の合同運動会で、孫は10月に転園してきたばかりなので、知らない顔がいっぱい。

朝はすっかりテンションが下がって「おうち帰ろう(-_-;)」と言っていたんですが、みんなでダンス踊っているうちに笑顔になってきて、終了後は全員金メダルをもらってご機嫌に。

 

「頑張ったね」

「うん。がんばった」

「運動会楽しかった?」

「うん。たのしかった」

 

ふだんは見られない、ほかのお子さんと一緒に走ったり踊ったりする姿が見られて、いい秋の日でした。

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