熱い戦いが繰り広げられた浜松国際ピアノコンクールも、とうとう終わってしまいましたね。
風邪をひいて寝込んだせいで、なかなか追いつけていなかったんですけど、本選はライブ配信で聴きました。
1日目は務川さんと安並さんの演奏を聴いたところで生徒が来たので中断、2日目は今田さんとイ・ヒョクさんを聴いたところでまた生徒が来たので中断。
その後、結果発表を聞いたら、1位ジャン・チャクムルさん、2位が牛田智大さんと、私が聴けなかった2人が1・2位でした(笑)。
昨日は、とりあえず受賞者コンサートを聴き、きょうやっと聴き逃していた2人のを聴くことができました。
牛田さんのラフマニノフ、圧巻でした。壮大でロマンティックなこの曲を、魂のこもったダイナミックな演奏で弾き切っていましたね。
チャクムルさんも素晴らしかったけど、牛田さんが1位でもよかった気がする。
天才少年ピアニストとして、時折テレビなどで見かけていましたけど、いまや立派な大人のピアニストに成長して、天才少年だけで終わる人ではなかったんですね。
この結果でショパン・コンクールにも出場権が得られたそうですから、ぜひチャレンジして世界に出ていっていただきたいです。
あと私は務川さん(5位)がもっと上位でもよかった気がしたんですけど。
多彩な音色を聴かせてくれて、とても印象に残りました。
6人がそれぞれ全く違う音色と表現を持っていて、改めて面白いなと思いました。
折しも、この本がいま私の手元にあります。
昨年直木賞をとった、恩田陸の「蜜蜂と遠雷」。
浜松国際ピアノコンクールをモデルにしているんですね。
楽譜は手元に置いとかなきゃ意味がないので、どんどんたまる一方ですが、本はなるべく図書館で借りて手元に増やさないようにしています。
1月に「羊と鋼の森」を借りたとき、これも予約しておいたんですが、何と10カ月も経ったいまになって図書館から電話があり、借りてきました。
何十人待ちだったか忘れましたけど、読みたい人が大勢いるんですね。
いま3分の1ほど読んだところ。
コンクールの演奏も、まだ2次や1次のを聴いてないので、これからじっくり聴きながら、この本も読み進めていこうと思います。
楽しみはまだまだ続きます。
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