毎年、8月はフランソワ先生がバカンスでフランスに帰るので、昨日は夏休み前の最後のフランス語のレッスンでした。
そこで昨日はテキストではなく、シャンソン「Sous le ciel de Paris(パリの空の下)」の歌詞について解説していただきました。
私もとても好きなシャンソンなので、翻訳されたものを調べたり、少し歌えるようにしたいと、YouTubeの動画に合わせて口ずさんでみたりしました。
歌のリズムやメロディーにフランス語をのせるのって、なかなか難しいです。リエゾンといって、前の単語の終わりの子音と次の単語の最初の母音を一緒にして発音したりするし、とても軽く速く発音するところと強調するところがあったり。
歌詞の内容も「ノートルダム」「ベルシー橋」「サン・ルイ島」のような場所とか、「アコーデオン」「哲学者」という言葉が出てきたり、「川は陽気に流れているけれど、夜には乞食や浮浪者が眠る場所でもある」とか、本当にパリという街を余すところなく表現しています。
明るい部分だけでなく負の部分も含めて肯定していて、全体を通してパリの讃歌なんでしょうね。
音楽的には、軽妙でリズミカルなんですけど、短調でできているのでどこか哀愁も帯びているようでもあります。そして終わりには最初のメロディーが半音上がって出てきて昂揚感を表現し、最後の長い音だけは長調の響きで明るい色合いになります。
とてもよくできていて、シャンソンを代表する名曲だと思います。
レッスンの最後は、CDに合わせて皆さんでフランス語で歌いました。
フランソワ先生は歌には苦手意識があるそうで、「絶対歌いたくない」っておっしゃっていたんですけど、皆さんと一緒なので小さめの声でちゃんと歌っていましたよ。
最後には笑顔で拍手もしていらっしゃいました。
私はまだ発音があやしいので、もう少し練習したいと思います。
弾き語りもしたいんですが、歌詞を覚えてしまわないと手が止まりそうで(*_*;
近所で見かけた芙蓉の花。
花が少なくなるこの時季、季節を感じさせてくれる花の1つですね。
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