ピアノの森(7)再会

きょうのお昼は、録画してあったNHKのアニメ「ピアノの森」の第7話を観ました。

今回は、ザルツブルクに留学していた修平が一時帰国して海(カイ)と再会するという話。

修平は国内のコンクールで優勝した秀才ピアニスト、対するカイは生まれながらに神に選ばれたような天才という設定。

 

アニメですから、もちろん誇張やデフォルメはあるのですが、虚構の中に真実がありますね。

それまで正規の教育を受けて順調に伸びてきた修平が、カイに出会った瞬間に自分には超えられないものを悟って、逃げるように留学してしまうという、ある意味残酷な部分があります。

秀才と天才の間には確かに越えられない深淵がありますね。

私は原作の漫画を読んでいないので、この先、修平はどうやってカイを超えようとするのか、とても興味があります。

 

私の先生が、「天は二物を与えずとかいうけど、それはうそ。神様は不公平なのよ」とおっしゃっていたことがあります。

もちろん努力なくして天才が花開くことはありませんが、ほかの世界を見たって、例えばすごく頑張った人が大谷翔平になれるかといえば、そんなことないですもんね。

 

作中に流れる音楽もとても美しく、きょうはカイが修平の前で「ラ・カンパネラ」を弾くシーンがありましたが、音はもちろん、NHKが技術を集結したピアニストの指や体の動きもとてもきれい。

 

次回の展開も、とても楽しみです。