快挙

いやあ、驚きましたね。

こんなにみんなが望んでいるとおりに、期待どおりの結果になることなんてあるんでしょうか。

羽生結弦と宇野昌磨の金・銀メダル。

ダブル表彰台だけでも出来過ぎぐらいなのに、きのうのショートを終わった時点で3位だった宇野君も銀メダルとっちゃいました。

 

男子フィギュアで2大会連続の金メダルは66年ぶりですか。

日本人の男子フィギュアで2人が表彰台に乗るのは初めて。

そして、おまけに冬季オリンピックで羽生君のこの金メダルがちょうど1000個目だそうです。

羽生君、どこまで持ってる男なんでしょう。

 

彼の強さには脱帽ですね。

もちろん極限まで自分を追い込んで準備してきたり、いろいろ考えてやってきたからこそでしょうけど、でも、オリンピックの大舞台でも揺るがないって、本当にすごいですね。

 

宇野君も、実は前から「この子、ちょっと面白いな」と思ってはいたんですけど、最初のジャンプを失敗して笑えたとか、演技の終わりのほうも笑っていましたね。

これまでも大会の演技のさなかに、にやっとする場面がありましたよね。

すごい大物なのかも。

 

ほかの国の有望選手の中にあっても、この2人の表現力は群を抜いていて、どんどん引き込まれていくものがあったと思います。

私は個人的に宇野君の情感溢れる演技が好きです。

ショートのヴィヴァルディの「四季」も、フリーの「トゥーランドット」もよく合っていたと思います。

フィギュアではクラシックの名曲がよく使われているのも、興味を引くところ。

羽生君のショートのショパンのバラード1番も、優雅にして華やか、そして力強く、王者の帰還にふさわしい曲だったと思います。

 

女子フィギュアの2人も、この波に乗ってプレッシャーに負けずにいい演技を見せていただきたいですね。