それぞれのタイプ

このお仕事をしていて思うことなんですが、一人一人の生徒さんって、本当にいろんなタイプがあるんですね。

性格ということももちろんありますけど、それ以外に、単純に能力差というのでもなく、伸び方もまさに千差万別です。

 

決して器用ではなく、一つ一つのことを苦労しながらコツコツ積み上げて、でも最後はきちんとできるようになる子。

飲み込みがよくて、ほかの子には難しいことも何となくするっとできてしまう子。でも、苦労していない分、そんなにきちんと身についていなかったりもします。

 

きょうレッスンに来たお嬢さんは、どちらかというと後のタイプです。

ピアノが好きで、弾きたい曲もいろいろあるようで、まだレッスンしていない曲を一人で弾けるようになっていたりします。

でも、その分、思い込みでちょっと間違っていたり、リズムが崩れて恣意的な弾き方になっていたり。でも、それを直されるのはちょっと抵抗があったりね。

 

弾きたい曲があったり自発的に練習しているのはとてもいいことなので、何とかそういう気持ちに水を差さないように、でも真っすぐ伸びていってほしいし、ということで、考えながら加減しながらレッスンしています。

 

正しい譜の読み方や奏法を教えることはできますが、一番難しいのは意欲を育てることですね。

お花を育てるのだって、同じように水や肥料をあげて日に当てても、伸びる苗となかなかうまく育たない苗があります。

指導していて一番頭を悩ませるところですが、この仕事の面白いところでもあり、日々、私自身も勉強と思って取り組んでいます。