昨日は、私がレッスンを受けるため東京に行ってきました。
音大のときからの先生に、いまでも発表会の前にはレッスンしていただきます。
今回私が弾くのはドビュッシーの「水の反映」で、学生のときにも勉強した曲です。
「映像Ⅰ」の3曲のうちの1つで、これだけなら5分ほどの曲ですが、魅力的な名曲で、先生もこの曲には思い入れが強く、レッスンで求められるレベルが高くて、そういう意味で厳しいレッスンでした。
自分ではイメージを持って弾いているつもりなのですが、先生が弾いてみせてくださると全く音色が違って水の動きやきらめきが鮮やかに見えるようで、感じ方の深さが違うなと改めて感じました。
私の後には音大卒業生の男の方がみえていて、近々オーケストラと共演するということで、チャイコフスキーのコンチェルトを持ってきていて、お願いして1時間ほど聴講させていただきました。
その後はリストのコンチェルトのレッスンを受けにくる人もいるということで、「どうしても弾きたいと言うから、迎え撃つのよ」と先生はおっしゃっていました。
オケパートをもう1台のピアノで弾きながらレッスンなさるのですから、教えるほうも勉強しなければいけないし、まさに「迎え撃つ」感じなんでしょうね。
先月は上海から中学生がレッスンを受けに来ていたそうで、東京に2週間滞在して9回レッスンを受けて帰っていったそうで、先生、何だかとても張り切って生き生きしていらっしゃるご様子。
80歳に近いと思うんですけど、世間一般の80歳のイメージとは全く違います。
音楽に情熱を傾けて日々、生活していらっしゃるからでしょうね。
近づこうと思ってもなかなか近づけませんが、こういう先生と巡り合ったということが、私自身の財産かなと思っています。
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