自主性を育てる

リオ・オリンピックも終盤になり、毎日感動の連続です。

スポーツとピアノの共通点も多く、考えさせられることや、心に残る言葉もありました。

 

日本柔道を見事に立て直した井上康生監督の言葉。

井上監督は、日本柔道にこだわってばかりいては外国の格闘技から柔道につながっている外国人選手に勝てないと考え、選手たちと外国遠征してさまざまな格闘技にも触れ、強化していったのが今回の成功につながったそうですが、「もう一つ大事な点は、選手たちの自主性が育ったこと」と語っていました。

 

これが難しいことなんですね。

レッスンで楽譜の読み方や技術を教えてあげることはできても、弾くのは本人ですから、自分から努力しないことには成果は上がりません。

 

オリンピック選手とは全く違う次元の話ですが、今回の発表会の準備でも、間直に迫っても全く危機感のない子もいて、思い余ってお母さんにお電話してみたところ「何かありました?」という反応。こんな状態という説明をしたら「毎週レッスンに行っているから大丈夫と思っていました」と。

 

どうやったら自主性が育つのか簡単に答えは出ませんが、まずはもう少し家庭との連携を図る方法を考えて、秋から試してみようと思っています。

 

きょうはこれからレッスン。

もうあまり時間がないので、しっかりポイントを押さえてレッスンしようと思います。