きょうは新入会の小学生が午後みえることになっているので、どんなふうにスタートしようかなと考えながら道を歩いていました。
初心者でも、4歳と小学生では理解力も集中力も違うので、始め方も少し考えて、年齢に合わせるようにしています。
通りかかった道の脇の庭先に、藤の花が咲いているのを見かけました。
桜はもうほとんど散ってしまいましたが、この季節は次々といろいろなお花が咲いて、新緑の季節に向かうので、外を歩くのも楽しいです。
藤は、桜と同様に日本の文化に深くかかわる花ですね。
藤娘って、歌舞伎舞踊や日本舞踊が始まりと思っていましたが、大津絵の絵師が描いた絵がもとになって踊りに発展したものだそうです。
日本では源氏物語のころから紫が高貴な色として愛されてきたし、いかにも女性的で優美な花ですね。
日本髪で藤の花のかんざしが揺れる様も、とてもいいものですね。
花言葉には「離れない愛」というのもあるそうで、蔓が絡みつく様子からついたのかもしれないですが、これはいい意味にもちょっと怖い意味にもとれるでしょうか。
いつだって愛には二面性がありますからね。
ハッピーな愛だけでは、ドラマもなければ芸術も生まれない気がします。
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