ピアノと呼吸

昨夜は、記事を書き終えて保存し、プレビューしようとクリックした瞬間にエラーになって、回復に時間がかかった上に、保存したはずの記事がきれいさっぱり消えているという大惨事が発生。

もう夜中になって書き直す気力もなく就寝しました。

書いた記事の内容はこんな感じ。

 

きのうの朝日新聞朝刊で目に入った文章があったんです。

「福岡伸一の動的平衡」というコラムで、題は「音楽と生命のリズム」となっていました。

ちょっと引用させていただきます。

「音楽の起源とは一体何だろう。(中略)確かに音楽は自然界にあふれている。でも、より内発的な起源があるのではないか。音楽に満たされた世界がもうひとつある。呼気と吸気。血管の拍動。(中略)音楽の中には確かな起伏があり、脈動があり、循環がある。それは生命のリズムと完全にシンクロしている。」

 

ふだん私が考えていることと同じだなと、共感しました。

音楽をする人、特にピアノを弾く人には大事なことだと思います。

歌を歌ったり管楽器を演奏するのは、当然のように呼吸によって音を発するわけですが、ピアノは指や腕を使ってピアノのキーを打鍵することによって音を発するわけですね。

どうしてもいかに指を速く動かすかとか、大きな音を鳴らすかということのみにとらわれてしまいがちです。

でも、速く動く指や強い音が出ることはツールであり、武器ではあっても、音楽の本質はまた別のところにあると私は思っています。

まず、呼吸そのものであること、そして心臓が拍動して血液が脈を打って流れるように音楽が流れなければいけないということ。

 

福岡伸一さんって、テレビで拝見したことがあって、お名前とお顔は一致しますけど、よく知りませんでした。生物学者なんですね。

文章も巧みですね。著書もあるようなので、読んでみたいなと思いました。