きょうはドライアイの目薬を処方してもらうため眼科医院に行き、薬局に寄りました。
その薬局はちょうど子供の手の届く位置にお菓子がたくさん置いてあるんですね。
前からちょっとどうなんだろうと思っていました。
しばらくすると、若いお母さんが幼い3人のお子さんを連れて入ってきました。
子供たちは何度も来ているのか、真っ先にお菓子のところへ行って、お母さんが制する間もなくお菓子を両手に握っています。
お母さんは、「あっ、そんなに。2つにしてね」
いつもの約束なんでしょうか。
でも、子供たちは握ったままなかなか返そうとしません。
一番小さい子は、棒のついたキャンデーを包装のまま口に入れています。
上の2人にお母さんが何度も、「2つだけ。返してきて」と言うんですけど、「これはパパのぶん」とか(笑)
「パパそれいらないと思うよ」とお母さん。
かなりのすったもんだがあって、「それじゃ○○ちゃん(下の子)のだけ買う」と言われてやっと2個ずつ取って残りを返しました。
イライラした様子もなく辛抱強く言い聞かせているお母さんはえらいなとも思えるんですが、でも、どうなんでしょうね。
家の中ならいいですが、後でほかの子も買うお菓子ですから、勝手に手に取るのは不衛生だし、そもそも触らせてはいけないんじゃないかなと。
子供の気持ちを尊重するのはいいけど、小さい子はなかなか理屈でわからなかったりするから、だめなものは「だめ!」と短い言葉で少し強い口調で言ってもいいんじゃないかな。
レッスンをしていても、昔の子供に比べて最近のお子さんは、レッスンの時間に気持ちの切り替えができない子が多いように感じます。
ぬいぐるみを持ってくる子や、気分が乗らないとなかなかピアノに向かわなかったり。
お母さん、もうちょっと強く言っても、と思うときあります。
お子さんにピアノを習わせるのに、1年でも、1カ月でもよその子より早く始めたほうが、と思われる親御さんも多いようですが、実はレッスンを始める以前にどれだけ基本的なしつけができているかのほうが、その後の上達に影響すると思います。
導入がスムーズにいったり、その後も順調に伸びていくかどうかには、そういうことが大きくかかわってくるんですね。
誰でも初めから親じゃないので、悩んだり試行錯誤しながら子育てしていくんですけど。
若いお父さん、お母さんたちに「頑張って!」とエールを送りたいです。
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