ショパンとショコラ

昨夜は、新聞の番組欄でEテレの「グレーテルのかまど」という番組のところに「ショパンの愛のショコラ」とあったので、後で見ようと思い、録画しました。

 

深夜になって見始めたんですけど、リストの恋愛話なんかが始まって、「ん? ショパンはどうなったの? ショコラは?」と思っていたら、間違えてやはり録画してあった「らららクラシック」の「大作曲家たちの恋愛模様」というほうを見ていたのでした。

深夜だったので、寝ぼけていたのかも(笑)

 

でも、実はショパンもショコラも吹っ飛んでしまうことが。

リストの「ラ・カンパネラ」の演奏が、何とニコライ・ホジャイノフでした!

見ないで消去してしまわなくてよかった!

(ホジャイノフについては昨年8月27日の記事をご参照ください)

 

期待を裏切らない鮮やかな演奏でした。

フジコ・ヘミングがこの曲を得意としていますけど、彼女の老練で個性的な演奏に比べて、ホジャイノフのはまさに正面突破の若いっていいなと思える演奏。

時折、微笑みを浮かべて、この難曲を楽しそうに弾いていましたよ。余裕あるなあ。

スタジオだったから、この番組のために出演してもらったんでしょうか。

 

その次にサティの話になって、「あなたが欲しい(Je te veux)」をピアノ演奏でというので、これは誰が弾くのかと思ったら、高橋アキでした。

「ラ・カンパネラ」はホジャイノフ、「あなたが欲しい」は高橋アキって、こういうのを四文字熟語で言うと、「適材適所」ですかね。

とにかくニコライ君の演奏が聴けたので、大満足で眠りについたのでした。

 

で、もちろん「ショパンの愛のショコラ」も今朝見ましたよ。

こちらはジョルジュ・サンドが毎朝、体が弱いショパンの健康のためにショコラ(ココア)をつくっていたというお話。

番組ではフォンダンショコラのつくり方を紹介しながら、間にショパンとサンドの物語を差し込んでいました。

 

フォンダンショコラおいしそうだったけど、とにかく溶かす、泡立てる、混ぜる、凍らせる、型に入れる、また凍らせると、軽く半日はつぶれてしまいそうな。

お友達を招いたときなんか、こんなの出てきたらお洒落だけど、私だったら、やっぱりショコラよりも「さあ、ワインあけよっか」ってなりそう。

 

興味のある方は、番組ホームページにレシピが載っているそうですよ。