L'ÉTRANGER

J'ai acheté un livre.

ジェ アシュテ アン リーヴル

私は1冊の本を買いました。

しばらく迷っていたんですけど。

まだまだ自信がないので。

 

アルベール・カミュ(1913~1960)の「異邦人」の対訳本です。

200ページ余り。

でも、フランス語と日本語が半々ですから、正味100ページちょっとですね。

 

19歳のときに、もちろん翻訳で読みました。

ええ、ちょっと前です。

当時はフランス文学にちょっとはまっていたので、漠然といつか原語で読めたらいいだろうなと思っていました。

音大のピアノ科は英語かドイツ語だったので、フランス語は学ぶ機会がなく年月が流れました。

 

フランス語の基本の文法が少しわかってきたので、何か読んでみたいと思って、もっと短いもの、例えば「星の王子様」だとか、モーパッサンの短編とかあるんですけど、やっぱり思い入れのあるもののほうがモチベーションが上がるかなと。

 

3ページ読んだところです(笑)

後半が難しいそうなので、途中から右のページ(日本語のほう)だけになってしまいそうですが、力まずにトライしてみようと思います。

 

ピアノを学ぶ人にとって、語学は有用だと思っています。

留学や外国人のピアニストにレッスンを受けるためというのもあるでしょうが、それだけでなく、言葉と音楽は密接に結びついています。

ドイツ音楽ならドイツ語の、フランス音楽ならフランス語のイントネーションやアクセントが、必ず関係していると思います。

 

ピアニストでも、アルゲリッヒは5カ国語に堪能だといわれていますね。

シフも、「自分は大変な読書家でさまざまな国の本を読むが、原語で読むようにしている」とインタビューで語っていました。

一流のピアニストはピアノ以外でも高い能力を持っているんですね。

 

私なんかとても足もとにも及びませんが、楽しみながらゆっくり味わって読んでいきたいと思います。