きのうレッスンにみえた小学生のお嬢さん。
理解力もあるし、毎日欠かさず練習する、楽しみなお嬢さんです。
ところがきのうはちょっと様子が違いました。
「両手で弾いてきていいよ」と言ってあったのに、片手でしか弾かないし、この前のレッスンで説明してあったことをちょっと忘れていたり。
「この曲、練習するの忘れてたの?」と聞くと、にこにこして「ちょっとやった」と言います。次の曲も同じ。「練習した?」「ちょっとやった」
何となく腑に落ちないというか、らしくないというか。
お母さんがお迎えに来て、謎が解けました。
「今週はインフルエンザにかかっちゃって、土日挟んで5日間休んでいました」とのこと。
「ああ、それで練習不足だったのね」と私。
彼女は正直に答えていたんですよね。「ちょっとやった」って。
でも、ほかの子だと、小学生でも「先生、インフルエンザで休んでたから練習できなかった」と言うほうが普通な気がします。
そんなに内気で何も言えないという子じゃないですし。
推測するに、あまり練習してないことを、インフルエンザだったことで言いわけしようという発想自体なかったのかなと。
言いわけするまいというほどでもなく、彼女の中で言いわけしたい気持ちもなかったのかな。それが自然体というか。
もともとしっかりしたお嬢さんなんですけど、今回のことでまたちょっと頼もしい気がしてきました。
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