アルゲリッチ&バレンボイム

16日深夜というか、日付は17日ですが、録画してあったNHKのBSプレミアムシアターで放映されたアルゲリッチとバレンボイムの演奏を聴きました。

この時間ですから録画するしかないんですが、おかげで繰り返し聴くことができます。

 

モーツァルト    2台のピアノのためのソナタK.448

シューベルト    創作主題による8つの変奏曲

ストラヴィンスキー 春の祭典

 

シューベルトは連弾で、あとの2曲は2台ピアノでした。

 

名手2人によるアンサンブルはさすがでした。

最初のモーツァルトから、モーツァルト本来の音の遊びというか、絡み合ったり寄り添ったり、音がきらきら輝いていて自由に駆け回っている感じで素晴らしかったです。

 

2人ともアルゼンチン出身で、同世代。

互いに認め合う傑出した才能ですね。

1941年と42年の生まれですから、まさに円熟した年齢です。

印象的だったのは、連弾のシューベルトを弾き始める前、バレンボイムがアルゲリッチの右手に自分の左手をそっと重ね合せていたこと。

互いの心を通い合わせていたんでしょうか。

本などで読むと、アルゲリッチはあれほどの名手でも、コンサートの前はナーバスになるようですから、励ます意味もあったんでしょうか。

映像はこういうところが魅力ですね。

CDを聴いても、こういう場面は見られませんものね。

 

繰り返して聴きたい演奏でした。