ドクターストップ

びっくりしましたね。

昨夜のフィギュアスケートの羽生君。

6分間練習のときにちょっと席を立って戻ってきたら、そこには血を流して抱えられている羽生君の姿が。


それでも出て滑り切った羽生君の闘志と責任感は、すごいなあと感動しました。

ただ、やっぱりあれだけの激しい衝突をした後なんですから、だれに権限があるかわからないですが、ボクシングの試合みたいに、ドクターストップってできないんでしょうか。


本人はショートの悔しさもあり、絶対きょうはいい演技をして勝つんだというそれ1点に集中して臨んだから、諦められないということもあるでしょう。

でも、まだまだ若くてこれからの競技人生があるわけですよね。

頭を強く打っているのに、ジャンプの着地のたびに脳に衝撃が加わったり、スピンで遠心力が働くのはとても危険じゃないかな。


現貴乃花親方が、現役のときに膝の怪我を押して千秋楽に臨んで優勝し、当時の小泉元首相に「よく頑張った! 感動した!」と言われましたけど、あれが最後の優勝になって、引退してしまいましたよね?


こういう場合に、ドクターがいて強制的にストップをかけられる体制を、ボクシング以外の競技でもつくったほうがいいんじゃないかなと、羽生君の心配をしながら思っています。