蔦の細道追記

蔦の細道について、私も知らないことが多かったので、整理しておこうと思います。

上の写真は、峠の上からの眺め。そんなに高い感じはしませんね。

でも、運動不足の私には、少し息が切れるぐらいの上りが続きました。

ハイキングコースとしては入門コースだそうですが。

伊勢物語によって知られるようになったそうで、この札にもある「駿河なるうつの山辺のうつつにも夢にも人にあはぬなりけり」が、最も有名な歌ではないでしょうか。

奈良・平安時代にかけて、在原業平、藤原定家、藤原俊成等、多くの歌人が歌を残しました。

秀吉が小田原攻めのため、この道の北側に新しい道を開いて以降、蔦の細道は人の往来がなくなり、忘れられたとのことです。

明治のトンネルの中から出口に向かって。

明治時代につくられたということは、内部の石の一つ一つも丁寧に人の手によってはめ込まれたということですね。どれだけの労力と時間が注がれたのかと考えると、畏敬の念を覚えます。

それにしても、暗くなってからこんなところは通りたくないですね(笑)

 

今回、蔦の細道を歩いたことで、ほんのちょっとだけですが、いにしえに思いを馳せることができました。

知識だけでなく、実際に自分の足で歩くとちょっと違うような気がします。

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コメント: 1
  • #1

    かりんとう (火曜日, 13 5月 2014 14:58)

    神秘的なトンネルですね。
    確かに一人で歩くには勇気が・・・