世界選手権が終わって、日本は男女とも金メダルで素晴らしいですね。
浅田真央ちゃんも、今回はショートプログラムで世界歴代最高得点だったそうで、快挙ですね。
このショートで使われたショパンのノクターン、演奏者はピレシュだそうです。
マリア・ジョアン・ピレシュ(1944~)
ポルトガルの女流ピアニストで、モーツァルトを得意としています。
いわゆるヴィルトオーゾタイプではなく、とても繊細で内省的な、美しい演奏で知られています。
ソチオリンピックの前に、真央ちゃんが自分の演奏のノクターンを選んだことを喜んでエールを寄せていました。
ソチでは残念だったけど、今回は喜んでいるんじゃないでしょうか。
ネットで表記の確認をしていたところ、面白いというか、恐ろしい映像を見つけました。
シャイーの指揮でオーケストラとモーツァルトのコンチェルトを演奏しているのですが、なんとオーケストラが演奏し始めた曲が、自分が弾く予定の曲と違ったのです。
頭を抱えるピレシュ。必死でシャイ―に「これは違う」と訴えるのですが、シャイ―は「昨シーズンも弾いたから弾けるでしょ」と手をとめてくれません。
覚悟したピレシュ、実に美しい音色で弾き始めます。映像は最初のほうだけですが、最後まで弾き切ったそうです。
7歳からこの曲は弾いていたそうですが、あり得ない話です。
ピアノを弾かない人は、ピアニストなら普通かと思わないでください(笑)
私もステージでいきなりライトが消えて死にそうになったり、伴奏で歌の人がいきなり次のページに飛んでしまって焦ったことがありますが、そんな比ではないですね。
弾き切ったピレシュ、さすがですね(拍手)
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かりんとう (木曜日, 03 4月 2014 20:30)
『どんな曲で、滑るのかな?』とそこまでしかかりんとうは、興味を持ちませんが、音楽家にとっては、『演奏者が誰なのか?』と深く探究心をもつんですね・・・
takeuchi (金曜日, 04 4月 2014 09:13)
かりんとうさん
ピアノ曲が聴こえてくると、だれが弾いてるのかなと思ってしまいます。
あるとき中一の生徒が、ショパンのノクターンを勉強するときに「先生、このCD持ってるよ」と言いました。
「そう。だれの?」と私。もちろんだれが弾いているか聞いたんです。
「お父さんの!」と元気な答えが返ってきました(笑)