マレー(マレイ)・ペライア(1947~)のDVDを聴いています。
東京の先生がNHKの「クラシック倶楽部」で放映されたものを録画してあって、DVDにして送ってくださいました。
バッハのフランス組曲やベートーヴェンの熱情ソナタなど。
とても自然で心に染みてくるような演奏で、心も耳も洗われるようです。
ペライアはユダヤ系アメリカ人で、百歳のピアニストとして知られたホルショフスキに師事していた時期もあったそうです。
ラドゥ・ルプーと親友で、レパートリーも重なるそうですが、私はもともとルプーが好きなので、ペライアの演奏を聴いていると、なるほど共通している部分があると思います。
どちらも奇をてらったりテクニックをひけらかすところがなく、温かく美しい音色が素直に情緒に訴えてくる感じがします。
先生はいつも「いい音楽を聴くことが大事」とおっしゃって、「東京のコンサートでもサントリーホールで弾くときは演奏者の意気込みが違うのよ」とおっしゃいますが、地方にいるとサントリーホールまではなかなか行けないので、まずはCDやテレビなどで聴けるだけでもと思います。
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